今回紹介するのは、前回の法人名義の保険の会計処理の続きです。
さらに、今回は養老保険にフォーカスして説明します。
なぜ紹介しようと思ったかというと、
保険の種類別に会計処理が変わることを知ってほしいからです。
本記事を一言でいうと、
養老保険の会計処理の説明です。
保険金の受け取り方で会計処理が変わる
養老保険は、保険金の受取人が法人なのか、個人なのかで
会計処理が変わります。
これは、受取人が誰かによって契約の目的が違ってくるためです。
契約の目的とは、法人の事業保障や、役員、従業員の退職金・福利厚生などです。
実際の会計処理
死亡保険金受取人 | 満期保険金受取人 | 保険料の会計処理 |
法人 | 法人 | 資産計上 |
個人 | 個人 | 給与 |
個人 | 法人 | 1/2は保険料、1/2は資産計上 |
保険料を払ったときの会計処理は表のようになります。
死亡保険金、満期保険金ともに法人が受け取る場合は、
契約の目的が事業の保障(貯蓄性が高い)であると捉え、
保険料は資産計上されます。
2つめの、死亡保険金、満期保険金ともに個人が受け取る場合は、
役員、従業員への福利厚生であると捉え、
支払ったときに個人への給与として会計処理をします。
3つめに関しては、前述の2つの性質を半分ずつ有すると捉え、
資産計上と費用処理を半分ずつ行います。
目次
まとめ
今回は養老保険の会計処理を紹介しました。
法人契約の保険の会計処理については
前回から紹介していますので、参考にしてみてください。
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