パキポディウムの中でも一番人気のあるグラキリス。
実生株の太らせ方(完全持論です)を紹介します。
結論
とにかく、負荷を与えながら育てることです。
具体的には以下のとおりです。
- しぼむまで水をあげず、あげる時はたっぷりあげる
- 晴れている時はとにかく直射日光に当てる
実生株と現地株
店頭やネットに出ている苗を見ると、「実生株」と「現地株」という言葉が出てきます。
これからパキポディウム・グラキリスを育てようと思っている方の為に説明します。
実生株…日本で種から育てられた苗
現地株…現地(マダガスカル)で育ったものを輸入した苗
簡単に言うと上記の通りです。
それぞれの特徴
例外もありますが、主に以下の違いがあります。
実生株 | 現地株 | |
見た目 | スッキリ | ぼってり・ワイルド |
値段 | 安い | 高い |
育てやすさ | 育てやすい | 未発根※の苗は難しい |
※下記で解説します。
現地株が高い理由
要は人気があるからなのですが、掘り下げると以下の理由があります。
- 太くワイルドな見た目が多くの人に好まれる
- 実生株を太く育てるのは難しい
現地株は、マダガスカルの暑く厳しい環境で育っているので、
幹の部分により多くの水分を蓄えようとして結果太く育っていきます。
日本で普通に育てているとそのような状況にはならないため、現地株のように
太くするのが難しいと思います。
発根済みの現地株はさらに高くなる
それぞれの特徴のところで出てきた「未発根」についてですが、
根が切り落とされて出てきていない状態のことを言います。
現地株を輸入する際、根に付いている現地の生き物や菌類などが原因で
生態系に悪影響を及ぼすのを防ぐため、根を切り落とした状態で日本に入ってきます。
未発根のまま放置するといずれ枯れてしまうので、「発根管理」というある程度
専門知識が必要な作業で再度根を張らせていく必要があります。
なので、発根管理を経て発根済みになった現地株は未発根の苗よりも高額になることが多いです。
発根管理に失敗するとせっかく買ってきた苗が枯れて死んでしまう可能性もあるので、
現地株を確実に育てていきたい場合は高くても発根済みの苗を買うと良いでしょう。
実生株の太らせ方
記事の冒頭で述べた方法を詳しく解説します。
先日実生株に水やりをしたのですが、その直前の状態がこちらです。
所々にシワも入ってきて細くなっています。もうちょっと放置しても良いかもしれません。
水をあげたあとの状態がこちらです。
ちなみに水やりは鉢の下から水が垂れるまでたっぷりあげてください。
若干ですが太くなっているのが分かると思います。
毎回の水やりをこのように幹がしぼんでからすることで
幹に水を蓄えようと太く成長していきます。
日光については、天気がいい日はとにかく直射日光にガンガン
当てることをおすすめします。
ただ、天気が悪い日など外に出しておくことが難しい場合は、
植物育成用LEDを当てると良いと思います。
下記の記事で僕が使っているLEDライトを紹介しています。
室内で育てる場合は、気温が上がりやすい部屋に置いておくと
より現地の環境に近づいていいと思います。
まとめ
僕のパキポディウム・グラキリスの育て方を紹介しました。
それぞれ環境が違いますので一概には言えないですが、よかったら参考にしてみてください。
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